日本人スパイと中国美少女‥
2015/08/14 (Fri) 01:00
最後の帰還兵、深谷義治さんの
半生を紹介した番組を見て、涙された方も
いらっしゃると思います。
(ABCのトリハダ㊙スクープ)
深谷義治さんとは、第二次世界大戦中、および
戦後、中国に潜伏してスパイ任務に従事した容疑で
中国当局に逮捕され、虐待・拷問にあいながらも
日本国の名誉を守るため黙秘を貫いたために、
20年間も過酷な獄中生活を強いられた人です。
その間、ご家族も悲惨なひどい目にあいました。
しかし、この番組を見て、とても残念でした‥
深谷敏雄さん(義治さんの次男)の著書、
『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』
集英社 2014年
を、読んだ者としては、
こんなもんちゃうって
と番組にクレームつけたいくらいです。
「日本人スパイ」、「美少女」などという、タイトルや
「壮絶な夫婦愛」なんかでまとめてしまってることに
がっかりです。
番組製作者は、本をしっかり読んでないと思う‥
本を読んで、特に印象に残っているのは
深谷さんが監獄で拷問に耐えながら
身にまとっていたボロ服。
ボロにボロを継ぎ合せた
ー原始人顔負けの服ー。
零下の寒さをしのぐため、無数のボロ布を、5重6重に
自ら縫い付けた服の厚さは3cm。
妻に2回差し入れてもらった服を20年間、一枚も破棄せず、
一枚のボロ布も捨てずに再利用していたそうです。
(困窮した家族を案じ、差し入れもほとんど返していた)
中国の公安はそのボロ服を持ち出すことを
許さなかったため(虐待の事実がばれてしまうから)、
深谷さんは断腸の思いで、ボロ服を処分したそうです‥
これが一番無念だったと思うのです。
獄中生活の過酷さを物語る、唯一の証人だったから。
正直、今までに読んだ本の中で、これほど心が揺さぶられて
涙が止まらなくなったものはなかったです。
是非、多くの日本の方に読んでもらいたい本です。
本日のひとこと
「最後に残るものは誇り」
半生を紹介した番組を見て、涙された方も
いらっしゃると思います。
(ABCのトリハダ㊙スクープ)
深谷義治さんとは、第二次世界大戦中、および
戦後、中国に潜伏してスパイ任務に従事した容疑で
中国当局に逮捕され、虐待・拷問にあいながらも
日本国の名誉を守るため黙秘を貫いたために、
20年間も過酷な獄中生活を強いられた人です。
その間、ご家族も悲惨なひどい目にあいました。
しかし、この番組を見て、とても残念でした‥
深谷敏雄さん(義治さんの次男)の著書、
『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』
集英社 2014年
を、読んだ者としては、
こんなもんちゃうって
と番組にクレームつけたいくらいです。
「日本人スパイ」、「美少女」などという、タイトルや
「壮絶な夫婦愛」なんかでまとめてしまってることに
がっかりです。
番組製作者は、本をしっかり読んでないと思う‥
本を読んで、特に印象に残っているのは
深谷さんが監獄で拷問に耐えながら
身にまとっていたボロ服。
ボロにボロを継ぎ合せた
ー原始人顔負けの服ー。
零下の寒さをしのぐため、無数のボロ布を、5重6重に
自ら縫い付けた服の厚さは3cm。
妻に2回差し入れてもらった服を20年間、一枚も破棄せず、
一枚のボロ布も捨てずに再利用していたそうです。
(困窮した家族を案じ、差し入れもほとんど返していた)
中国の公安はそのボロ服を持ち出すことを
許さなかったため(虐待の事実がばれてしまうから)、
深谷さんは断腸の思いで、ボロ服を処分したそうです‥
これが一番無念だったと思うのです。
獄中生活の過酷さを物語る、唯一の証人だったから。
正直、今までに読んだ本の中で、これほど心が揺さぶられて
涙が止まらなくなったものはなかったです。
是非、多くの日本の方に読んでもらいたい本です。
本日のひとこと
「最後に残るものは誇り」
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コメント
私も観たかったな。。
戦争の真実は物語で語られるよりずっと深く哀しいんですよね。
二度と繰り返されませんように!!
2015/08/28 (Fri) 21:38 | yuka #- | URL | 編集
Re: タイトルなし
yukaさん
コメントのお返事が大変遅くなり
申し訳ありませんm(__)m
この本は是非とも読んでいただきたいです~
もう、深谷さんご家族の魂がガシっと伝わってきて
何度も号泣してしまいました。
今までのどんなノンフィクションより心に響きます。
読む価値がありすぎます…
2015/09/16 (Wed) 21:48 | クマの杯 #- | URL | 編集