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だから無名のままなのね

友人(陶芸家)の展示会に行きました。

クールできりっとしているのに
古民家にも合いそうな素朴さも
みえかくれしているという作風は
かなり好みなので、義理ではなく
楽しみにして行きます。

友人作家が遅いお昼を食べに行く間、
ギャラリーの番をしつつ、お茶を淹れたり、
通りすがりの見学者さんに会釈したり?
自分も多少、役には立ったと思います(笑)

不在のときのギャラリー番とか、お茶の水汲みとか、
些細なことが一番の手助けになるもんだからね。

そして何より作品買ってあげること(笑)だよね~

無名作家(自らそう言う)さんなので
そこまでべらぼうに高くなくてよかった(おい)。

とはいえ、作家ものだから、札束用意して
アタッシュケースで行きましたがね(うそ)

ギャラリー留守番しながら物色中、
まさかまさかと何度も見てしまう作品が。

かぼちゃの形をした、縦に水玉の穴が並ぶ柄の、
ランプ?

かの有名アーティストの
かぼちゃのオブジェそっくりじゃないの。

これはあかん。

昼を終えて帰ってきた友人作家に
ためらいつつも単刀直入に聞く。

「草間彌生さんのかぼちゃに似てるけど?」

「そう!それにインスピレーションを得た!」

(テグ市立美術館でおととしだったか?
YAYOI KUSAMA展が開催されました)

あまりにノーテンキな笑顔で
堂々と言われてしまい、

「それは(真似をしたことは)良いわけ?」
と再度指摘するも、

「かぼちゃの水玉部分を穴にして
ランプにすればいいと思いついたの」
と返ってきた。

それをパクリというのだよ。



展示会をあとにしながら、
一緒に行ってくれた友人もあきれて

「オリジナルのない作家なんか芸術家ちゃうわ。
だから無名のままなんだよ」

と吐き捨てました。

(一緒に行った友人は
この陶芸家とは面識がなく
この日が初対面でした)

ギャラリーの壁には「撮影禁止」の貼り紙もありました…

自分の著作権は守ってるわけだね。

久しぶりに会ったのだからと、
もっと強く批判できなかった自分も情けない。

がっかり。

そして、買った作品(買ったのかよ)を
眺めつつ、これも何かのパクリなのか?と
疑ってしまう。

これだけ書いておいて
買った作品の写真を載せるのも可笑しいので、
また忘れた頃に、写真を載せてみます…

本日の格言
「パクっている本人はパクリという意識が無い」



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女子高生とニンジン

新緑の公園を詩人と散歩しました。

(実は、この人の詩を読んだことはありません。
詩人はペンネームを明かさないので、
どんな詩を書いているのか分かりません)

いつも静かな公園がはちきれんばかりの
賑やかさ。

制服姿の女子高生の団体さん数十人が
あちらこちらで記念撮影を楽しんでいます。

と、そこへ
目の覚めるような橙色のワンピース姿の女性が
歩いてきました。

女子高生たちが皆、挨拶しています。

「センセイー。キレイ!」
「カワイイデス!」

口々に褒める言葉が
あまりにキンキンしていたので
最近の子はお上手なのね~と
感心して思わずその子たちの方へ
目を向けました。


先生の後ろ姿を見送り、
「ケッ。自分で可愛いとおもってやんの」
と吐き捨て、ケラケラ笑う女子高生たち。


心にもないお世辞をへラっと言える若い子って
こわ~と思って、二度、顔を見たら。


その子たちの唇の色が
センセイのワンピースの色と全く同じじゃん。


目の覚めるような橙色。

そして皆同じ色。


流行ってんの?


ちょっと面白くて、そのことを詩人に言うと

女子高生たちのイジワルな発言も
聞いてなかったようで、リップの色にも
気づかなかったと。

隣にいて何見てたんすか??と責める(笑)と

女子高生のひとりが、センセイのワンピースのことを
「タングン(당근=ニンジン)」と言ったらしく、
その「タングン」という言葉について
“ひたすら考えをめぐらせていた”という。

さすが詩人ですね、と感心した私のほうは、
女子高生の「タングン」発言を聞き逃していたわけで。

同じ現場に居合わせて、詩人は女子高生の感性に
ヒントを得、私は女子高生の無邪気な(と信じたい)ドス黒さを
見てしまったのですね。

女子高生とニンジン

本日の格言
「他人のことを見ているようで
実は自分自身を見ている」




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髪や皺より生気ですかね

久しぶりにお会いした洪(ホン)さん。

リタイア組みのホンさん、現役の頃より
ずいぶん(10くらい)お若く見えて驚きました。

髪を黒くされているわけでもなく、
しわをとられたようにも見えません。

失礼かと5秒ぐらい悩みましたが
単刀直入に若返りの秘訣を伺いました。

フィットネスクラブで、毎日筋トレと水泳に励んでいるそうです。

「体を思い存分痛めつけてるんだよ」

朝夕二回行くので、シャワーも一日二回浴びるそうです。

膝を痛めてから、好きだった山登りができなくなり、
膝をサポートするための筋トレを中心に指導を受けているとか。

水泳なら膝に負担かけず、全身運動できますもんね。

あたまも顔もつやつやでピカピカ
目もいきいきされている。

こちらまで、爽やかな気分になるくらい
清潔感に溢れていました。

やはり運動は心身ともに健康にしてくれますね。
汗を流したあとの気持ちよさと身軽さったらないですもんね。

それに、装いも変わってましたね。
コーディネイトしてくれる人がいるのかなと
いうぐらい、現役中とは違ってましたね。

若者のスタイルでしたが、若作りという感じではなく
すごいお似合いでした。
形って大事です。わざわざオジサンの服着る必要ないですしね。

皺が多いか少ないかなどは、さほど重要ではなく
体中にみなぎるエネルギーというのでしょうか、
生気があふれていることこそ、若々しさの秘訣だと思いました。

その生気が目力となり、オーラを放つのですね。

そうだ、運動だ!みなぎる生気だ!と
感心したワタシは、ちょいとさぼり気味だった
フィットネスクラブに直行したのでした。

単純。


本日の格言
「老いは汗で流す」



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似たような漢字で

ご無沙汰していた皆様のブログにご訪問中ですが、
久しぶりすぎてランキングから消えているブログがありました。
検索しようにも、そのブログ名が思い出せない(爆)

タイトルって意外と覚えていないものですね。
内容が一目で分かるようなタイトルだと
見つけやすいですけども。

そういう意味で当ボログのタイトル(東向く侍)は
何のブログやらさっぱりで意味不明。
思いつきでつけてしまって後悔しております。

「今月って何日あったっけ」と気になったときに使う
数字の語呂合わせの“ニシムクサムライ”

“西向く士(侍)=2469士(漢字の11)”って
考えた昔の人って素敵!とつくづく感心した
流れで安易に決めました。

こちらから日本を指す方向でもあるし、
ちょっと前向きにしようと、方角を『東』に変更したことで
逆につまらないタイトルになってしまいました。

『西向く侍』だと、夕日に染まった空を見つめる
侍の風情(全く個人的なイメージ)が、哀愁おびていて良いのですが、
それが東向いちゃうと、まるで趣がなくなるんだね。

そう思いはじめると、タイトルがたまらなく嫌になってくる。

この際、ブログ名変えてしまえと思ったけれど。
数少ない読者の方々(数名様)と
リンクしてくださっている方(3名様ほどだが?)に申し訳ない。

そんなわけで、気づかれない程度の変更の方法を考えてみませう。

似たような漢字に変更するという妙案を思いつく。


“東”に似た漢字→ 車、束
“向”に似た漢字→ 同、旬、回
“侍”に似た漢字→ 寺、待、俵、寿

では、候補をあげてみよう。

①『車向く寺』
②『東向く寺』
③『車回る侍』
④『東回る侍』
⑤『東旬の俵』
⑥『東同じ寿』
⑦『束向く俵』
⑧『東向いて待つ』
⑨『車回して寺に』


①②は気づかれなさそうだけど
車向く寺って。
日本語が崩壊しているね。
しかも寺って…

“束”では“東”の代わりは務まらず、
“旬”も“向”の代わりとして無理がある。
意外にも“寿”と“俵”はビジュアル的に
“侍”の代わりが務まるけれども、その意味は微妙。

強いて言えば、使えそうなのは④と⑧ぐらいですかね。

ていうか“侍”が一番気に食わないので
いいかげん“侍”とおさらばしたいんですがね。

漢字を微妙に変更するという試みは
妙案どころか迷案でしたね。

ますますわけの分からないタイトルになるだけですね。

本当にどうでもいいことをしていたら夜も更けていた。
つくづくヒマな自分。

当ボログ名がある日微妙に変わっているかもしれません。


本日の格言
「名は道を示す」

新聞のために廊下を磨く

気がつくと5月になっておりました。
ほったらかし当ボログに
いつもご訪問くださり、誠にありがとうございます。

書きたいことは山ほどあるのですが(ホンマか?)
明日にしよう…明日は書くぞ…明日こそは…
と、やっているうちに日々が過ぎてゆきます。

引越ししてちょうど2ヶ月経ちました。
徒歩2分圏内にスーパーが3軒、
コンビ二入れると4軒、焼きたてパン屋が
4軒という便利さに、今更ながら感謝して
生活しています。
そして、なぜか、ざっと見渡すだけで(!)
6軒はある歯医者。
歯は老化に止めのきかない箇所だけに
心強いかぎりです(?)

さらに、知り合いの不動産屋さんからの速報によると、
うちのすぐ近所に映画館ができるらしいです。
なんとすばらしいことよ。

と、いかにも映画ファンぶって書きましたが、実のところ、
年に数回足を運ぶか運ばないかなんですがね…
これを機に足繁く通いたいと思います。
(ってまだ工事もはじまってないが)

その前にクビになって日本帰国のほうが
早いかもしれません。

つい前置きが長くなりました。
(前置きなのかよ)

引越ししてから二ヶ月。
新聞受け設置してから一ヶ月以上?
相変わらず、新聞は配達員さんの華麗な廊下滑らし技で
床の上に配達されています。

一度だけ奇跡的に新聞受けに入っていたことが
ありますが、それは、私が日本に帰っていた数日間で、
初日の新聞だけ新聞受けに入っており、
残りはやはり床に積まれてありました。
その中途半端な様子から
配達員さんではなく、廊下を清掃してくださる方が
新聞を入れてくれたのではないかと勘ぐっています。

たまに来られる清掃の方が、廊下に放置されている新聞を
たまたま入れてくださったものの、翌日からの分は、
そのまま床に放置される…
といったところだったのでしょう。
(日本のと韓国のが、2紙分届くので
けっこう山積みになります)

本当にどうでもいい話ですみません。

(新聞を汚さないため)廊下を掃除した方が早いと
新聞が滑ってきそうなルートを特に念入りに拭きました。
三軒隣まで。

ここのオフィステルのチャームポイントの
ひとつが、廊下が広いことなのですが、
その分、掃除は大変ですね。

ホコリだらけになったワイパーが
まっ黄色になっていました。

花粉の季節ですね。黄砂混じりのね。

新聞のために廊下を3軒隣まで掃除したという
話に大笑いした友人、

「もう新聞とるのやめたら?」


本日の格言
「清々しい一日のために、
新聞配達さんより早起きして
家の周囲を清める」