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入試後の高校3年生

昨夜、友人ヘヨン(韓国人アラフォー独女)と
ヘヨンの甥っ子と、そのお母さん(ヘヨンのお姉さん)と
急に夕食をご一緒することになり、ステーキハウスに行きました。

甥っ子くん親子とワタシは初対面ですが、
韓国では、訳もなく、こんな展開になることがあります。

甥っ子くんは大学受験が終わったばかりの高校三年生。
韓国の高3って、午後11時まで学校で勉強するんですよ。
それで甥っ子くんの高校では、昼と夕方の一日2回の給食があるそうです。

「飽きちゃうんで、時々学校抜け出して
中華とかバーガーとか食べに行ってます」と言うので

「え?それはいいの?」と聞くと

「見つかると罰点です^^」と笑っていました。

夜遅くまで毎日学校で勉強するのは大変だねと言うと

「友達と遊べるんで楽しいです!」と言っていました。

スポーツ好きで、がり勉タイプでもない。
年頃の男の子なのに、お母さんと叔母さんについてきて
初対面のワタシとも楽しく話ができる。
それなりに気配りもできるし、面白い。
それにね、スマホじゃない、古い携帯使ってる!
お友達だねっ~の握手にも、笑って応じてくれる。

なんていい子なのでせうか(泣)


さて、お食事をしている途中、親子に
大学の合格発表メールが届いたもよう。
(最近はオンラインなので速報なのですね)
え?発表日は来週じゃなかったっけ?
と親子は驚きながらもさっそく、
お母さんのスマホで合否確認。

みるみるうちにお母さんの顔色が変わり。
お母さん、無言でヘヨンにスマホを見せる。

ヘヨンも「オモモ!」と叫び、絶句。

どうしよう…不合格だったの?
ワタシは、視線をうろうろ泳がしておりました。


なんとですね、彼は医学部を主席合格したらしく。

彼のお母さんより、ヘヨンが涙流してました。

主席合格!?
そういう人はワタシの身近には、全くいませんでしたので
なんか光栄です。

学費全額免除、毎月図書費も支給され、
海外留学の他、様々な特典が用意されるみたいです。

もう、その後は大騒ぎ。

そりゃあうれしいよね。トップで合格だよ。
一大ニュースだよ。
家族旅行も我慢したり、受験までみんなでがんばってきたみたい。

心から喜びを分かちあえる、やっぱり家族っていいな~と
しみじみ思いました。

そういう家族の感動の瞬間に立ち会えた
久しぶりの感覚でした。

ちょっと素敵な夜^^

本日の格言
「食卓を囲めば家族」



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馬乗りで首絞め

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土曜の夜中のことですが。

突然、苦しくなって目が覚めました。

ずんぐりむっくりしたものが、私の上に
馬乗りになって首を絞めてくるのです。

電気をつけっぱなしにして眠っていたようで
目の前に、そのずんぐりむっくりが見えました。

透明人間のような感じで、ぼやっとした輪郭だけが
動いているのです。

以前、金縛りにあって、身動きもできず
声も出なかった記憶がありますが
今回は、必死で抵抗している自分があり、
声もかすかに出たような気がします。

恨まれるような色恋沙汰でもあれば
身に覚えもあるでしょうが、
誠に遺憾ながらそのようなことは全くございませんで。


なんだったんでしょうか…

このことをニッポンジン同僚に話すと
同僚は、持論だけど、と前置きした上で
「体はひどく疲れてるのに、頭だけ冴えていて
眠れてなかったんだよ」
と言いました。

なるほど。

しかし、あのずんぐりむっくりは何だろう?

「(その類のモノが)見える人なら、子どもの頃から
常々見えてるはずだよ」

うむむむ…
しかし、はっきり動いているのを見たんですがね。
あれは夢ではなかったはず。

論文のせいでおかしくなったのでせうか。

DSC00277.jpg
たまには安食堂を離れてみましたが…
でもあんまりおいしくないお店でしたので
そそくさと出ました。
やっぱ安食堂が一番ね。

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〆(というか食べなおし)は中華料理屋でジャジャンミョンと海鮮うどん。
食べ過ぎました。

本日の格言
「安眠のために心をやすめよ」



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尊敬せずにはいられない


二週間ほど前の写真…


先日の記事で、励ましのコメントをありがとうございました。
おかげさまで、すっかり落ち着きました(早っ)

鬼教授には改めてお詫びに行きました。

蹴り出されるかと緊張しましたが
やさしく迎え入れられて、ほっとしました。

(新しい指導教官として、)
「小鬼教授と天使教授があるが、
小鬼教授のほうを勧める」とおっしゃったので

「はい、そのようにいたしまする」と答えました。

小鬼教授の指導傾向と対策について
アドバイスまでいただいたうえに
私の場合、困難な局面になると逃避する傾向があるので
それを克服すること、今回のことを教訓にするようにと
叱咤のお言葉もいただきました。

さらに、“自分には無理”と思うのでなく
“自分はこれだけできたんだ”と考えるようにと
言われました。

論文を書くことで、自分というものが
いやというぐらい、はっきり見えてきました。
論文は自分の姿そのものなんだと思います。

鬼教授は、私にはがっかりされたし、
ご立腹は当然であるにもかかわらず、
私の将来と、良い論文にすることを
一番に考えてくださっており、
そのお心の深さに、恐れいるばかりです。

さらに、鬼教授は、ここで執筆を中断しないよう、
審査は受けずとも、審査委員の先生方に論文は提出し、
必ずコメントをもらうようにと話されました。

今回、審査を放棄したのですから、本来、論文提出の義務はないわけですが、
鬼教授は機会を無駄にせず、必ず次につなげてくださるのです。

「やっぱり、鬼教授、尊敬せずにはいられないよなあ~」
と同期も感嘆しています。

というわけで、休む間もなく、引き続き
悪戦苦闘中…


本日の格言
「切らずに次につなげる」



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人間失格



取り返しのつかないことをしてしまいました。
2次審査を放棄しました。

最後の最後で力尽きました。
期日までに論文の修正ができませんでした。
どこまで根性がないのか、自分が嫌です。

どうかしてました。
あと少しというところで、頭がおかしくなりました。

鬼教授も激怒され、これまでの信頼関係が一瞬にして
消えうせました。

来年、鬼教授はサバティカル(研究のための休暇)で
一年間休まれますので、指導をうけることはできず
指導教官を変更することになります。

それだけは避けようと、鬼教授とともに
今学期の合格を目指してきたはずでした。

鬼教授のこれまでのご指導が水の泡です。
ご立腹も当然。
今更、こういう事態を招くなんて恩知らずも甚だしい。

本当にどうかしていました。気が狂ったのだと
鬼教授には謝りまくりましたが、謝ってすむ問題じゃない。

この話を聞いて青くなった同期が
私の携帯とりあげ、お詫びと放棄撤回するとの
メールを代わりに鬼教授へ送ってくれましたが
あとのまつり。

壊れてもいいからとにかく論文を提出すればよかった。
時間を過去に戻せないかと本気で考えました。

こんな大馬鹿者の自分なんかいなければいいのに。

人ととして最低のことをしました。

なのに。
こんな事態でも、お腹がすいたりしている自分。

許せないし、なさけない。

本日の格言
「終わりを決めるのは自分じゃない」



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接待

論文の一次審査。
審査委員の先生方の意見が分かれ
雲行きが怪しくなってきました。
不合格となるかもしれません…

そして、韓国では審査よりも
大変なのが、先生方の接待。

審査のたびに料亭へ。

わざわざ遠くから
外部の(他大学の)審査員の先生方も
お越しになるので、接待は基本。

鬼教授は、指導が厳しいだけで
実は、かなり気配りをされる方です。

審査を待つときは、廊下は寒いからと、
ご自分の研究室を控え室として
開放してくださいました。

そして、接待も、場所とメニューを
指定し、私たちの負担を抑えようと
してくださいます。

外部の先生方に対しては
「論文がお粗末な上に、お食事もお粗末で…
申し訳ないことでござりましゅる」
と、笑いで切り抜けてくださり。

しかし、ケチって審査落とされたら
それも困るよねと、
次回は日式(韓国語で日本料理のこと)に
行くべきかね?などと
院生同士で悩んだり。
(日本料理は高級料亭というイメージ)

そんなワタシの毎日のご飯は
安食堂ですがね。

とうとう、安食堂のアジュンマから
「皆勤賞あげないとね」
と言われました。


本日の格言
「繊細なだけに鬼の面が必要」



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ポッキーは折れても。

11月11日はポッキーの日。
韓国ではペペロディーね。しかもペペロは、ロッテ製菓ね…


なぜか、ペペロと無関係なレトルトのハンバーグが…誰?


もらったペペロはすでに完食しました…
甘…

ペペロの裏に宛名と宛先を書き
480ウォン切手を貼ると郵便で届けてくれます。

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ふと、説明書きを読んで、フキましたわ~

“우표를 붙여 우체통에 놓으면 우체부 아저씨가 배달해 드립니다.”
(切手を貼って郵便ポストに入れると、郵便夫アジョッシが配達いたします)


“배송중 빼빼로가 부러질 수도 있지만, 마음은 온전히 전달됩니다.”
(配送中にペペロが折れるかもですが、気持ちは無事に伝達されます

“郵便夫アジョッシが”って…

日本語だと“配達員のおっちゃんが”って感じですよね。

“(ポッキーは折れるが)気持ちは無事に伝達される”とか

何かおちょくられている感(笑)


箱が潰れ、ボキボキに折れたペペロが
届くのを想像してしまいました。


本日の格言
「試練に耐えると折れない心に」



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99%無理




論文の発表が終わって
ほっとしている場合じゃありません。

発表よりもその後の審査が重要で
3次審査まで、息を抜かず
修正を重ねていかねばなりませんが
気力がもちません。

必死で書いた結論を
鬼教授がご覧になり、

「エッセイ書いてんじゃねーよ。
これは結論じゃない。
これじゃ99%(合格は)無理っ」

と吐き捨てました。

もう、どうしてよいのか分からず
書いては消し
書いては消し

頭が割れそうになるぐらい考えました。
もともとない知恵をしぼるのは
無謀すぎるのでございます。

99%合格は無理って…
じゃあ、その1%は何なのでせうか。

半泣きになっていたところ
すでに博士号を取得した友人から
電話があり。

なんというタイミング。

「ダメだと思ったらダメ。
切羽詰ったときに不思議と
びっくりするぐらいの
力が発揮されるものよ!」

と、励まされました…

確かに自分がダメだと思ってしまえば
前に進めません。

あきらめてはいけないのです。

絶望的という状況は
実は自分の気持ちが原因なのです。

本日の格言
「99%は自分の気持ち」


可能性が1%でもあれば、残りの99%は
自分の心ひとつでどうにでもなるのです。


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捨てられないモノ

一日行かなかっただけで
アジュンマに
「あら、ひさしぶりね~」
と言われてしまうほど
安食堂に通いつめる
クマのサカヅキです。

料理をしなくなりますと
楽ではありますが、太ります。

先週末に一回だけ料理したっけ?

料理ってほどのものではなく。

ぐったりパプリカと
しわしわトマトで焼きそばを。

焼きそばの具材にはヘンですが
それしかないので仕方ない。

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日本から持ってきたくまモンの焼きそば。

あまりにかわいくて、袋が捨てられない。


カワイイからという理由で、母が買っておいてくれ
日本に帰国したときに、荷物に入れてくれたんです。

スーツケースいっぱいなのに、あれもこれもと
いつも食料を持たされるので、
「重くなるからいらんっ!」と
つい、声を荒げてしまう。

毎回、スーツケースが25キロオーバーし
“HEAVY”というタグをつけられるぐらい
重いのでね。

せっかくの親心なのに
拒否して悪かったなと悔やみつつ
韓国に戻るわけです。

で、やっぱり韓国についたら、
日本の食料もって帰ってきて
よかったと思うわけ。

くまモンの笑顔が
母の笑顔に見えるね。


本日の格言
「担ぐほどに幸せ」


この先も担げるよう鍛えないと!



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小銭をかき集め。

昼休み、運動も兼ねて
スーパーまで
てくてく歩いたのですが。

(最近、身軽に小銭入れだけ持ち歩いている)

チーズと適当な野菜など買おうと
考えつつ、ふと小銭入れを覗く。

ああ~お金入れてくるの忘れたね。

小銭をかき集めても4070ウォンしかない。

2500ウォンのスライスチーズ(5枚入り)と
1500ウォンのスプライト500mlだけ買いました。

小銭をかき出していると、レジのお兄さんに
憐れみの目を向けられているような
気がしました。

そして、夜、仕事が終わり、
帰りがけに同僚の金さんと出会って
夜食でも買わない?と誘われ売店へ。

あ、ワタシお金持ってなかったんだった!

と気づく。

「いいよいいよ。おごってあげる」
と金さん。

「いやいや絶対お返ししますので」

っていうか、借りるなら買うな
というのがうちの家訓でしたがね。

なのに、いやしいワタシは夜食をあきらめず。

レジに行ったらですね…

なんと、売店のアジュンマが

「2人一緒に来た記念!
お金は要らないわ~」と。

ちなみに、アジュンマは私たちの会話を聞いていません。
(つまり、ワタシがお金持っていないということを知りません)

サプライズです。

お金も借りずにすんでよかったし
なんだかよく分からない「記念!」に感謝。

ありがとうアジュンマ~
いただきます。

売店で買ったものはコレ↓
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マーケットオーのクラッカー(新発売柚子味) 柚子ジャムがついてるだけだけど
フリーズドライのキムチ入りラーメン 辛ラーメンよりおすすめ

小銭をかき集めて買い物をしたかと思えば
お金を払わず買い物をし。


本日の格言
「小さなこともかき集めれば力に」



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直接褒めない。

先日の論文発表のときのこと。

同じく、鬼教授から指導を受けている院生が
「あんたひとり指導するのに、
5人分の指導時間がかかるって
(鬼教授に)言われました~」
と嘆いていたのでですね。

なんだ~皆同じかと思いつつ、

「ワタシだって全く同じことを言われましたよ」
と言って彼女を慰めたのですが。

他人を慰めている場合じゃなかったね(^^;)

ワタシの場合
5人じゃなくて…10人って言われてたのでした(笑)

とても申し訳なくて
情けなくて消えてしまいたいデス。


ですが、その院生が
「でも、鬼教授は、クマのサカズキさんが、
一生懸命がんばっているっておしゃってました」
と言ってくれたので、ちょっと驚きました。

面と向かって、褒められることなどありませんでしたからね。
直接言われるより、うれしいものですね。

鬼とか言ってすみません。
人一倍熱心なご指導を賜っているというのに
罰当たりな奴ですね。

先生の顔に泥をぬらないよう
もっと努力しないとですが、
なにせ能力が足りません…
ごめんなさい先生…

本日の格言
「褒めるときは間接的に」


面と向かって褒められるより、じ~んときます。


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